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金より大事なもの

昨日の読了。

タイトルだけ見ると変な精神論の本のように思えるけど、実は経営理念のお話。

ホリエモンや村上世彰をやり玉に挙げるのはおきまりなのだけど、元日銀福井総裁やジャックウエルチまでをばっさりと切ってい捨てているのが気持ちよい。

ウエルチは「我が経営・上下」が出たときに一気に読んだ。

当時はナンバーワンorナンバーツー以外の事業はすべて売却していくという帝王学的な手法と継承者選定のあり方が賞賛されたのだけど、本来物作り・家電メーカーであったGEも合併分割売却を繰り返したあげくに実は残ったのが金融のみ。 しかも株価の上昇を前提にしたマネージメントは虚像の富しか生まず、本来の価値創造とは全く異なる仮の成長しかしない。
ウエルチ自身も億万長者にはなっているものの「ノーブレス・オブリージュ」の精神とはかけ離れているというのだ。

そして、日本でもその後を追うかのような米国流規制緩和によって、さらなる金融モラルの低下がおきるのではと、著者は憂えている。

なかなか面白い本だった。

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